– 聖書入門 – そもそも「聖書」って何が書かれているの?
この記事では、世界中で歴史的かつ文学的にも高く評されている「聖書」について、その内容や主旨を(聖書の初心者に向けて)簡潔にまとめています。
日本に存在する最古の歴史書である「日本書紀」が紀元 720年(養老4年)に完成したことを考えると、「聖書」の成立は紀元 前400年頃であり、両者との間にはなんと1,000年以上もの差があります。
つまり、「聖書」は「日本」という国家よりも遥かに古いわけです。その「聖書」の中に詳しく記録されている内容、それは「人類に対する神の計画」です。
聖書が記録している「神の計画」、それがあまりにも具体的かつ詳細であるゆえに、聖書は古代からこれを調べる多くの読者を驚かせて来ました。
この文章では、聖書の中で詳しく解説されている「神の計画」を簡単に要約しております。聖書研究の「入門」としてご活用下さい。
人類と和解して、新しい地球を造る
人類と和解して、新しい地球を造る。これが聖書に書かれている「神の計画」の主なテーマです。
聖書によると、私たち人類の始祖である最初の人間アダムは神の権利を侵害しました。それは当時の法律に違反する犯罪であり、加えて、その犯行には(アダムに犯行を促した)悪魔サタンによる神の支配権に対する告訴が伴っていました。
こうして、私たちの始祖アダム(とその子孫たち)は、神と悪魔とそれぞれの支持者たちとが複雑に絡み合う宇宙規模の法廷闘争に巻き込まれて行くわけです。
これが、聖書が解説するところの「私たちが住む世界」の説明です。
さて、聖書冒頭の書である『創世記』によると、2つの訴訟(人類からの権利侵害と悪魔からの告発)を抱えることになった神は早速、それら訴訟を解決するために以下のように動き出すことになります。
- 人類からの権利侵害に対しては、別途、調停委員会を設立しその委員会を通して人類と和解する
- 悪魔からの告発に対しては、一旦、人類に対する支配権を放棄し人類と和解後に改めて地球を造り直す
1に関しては、人類と和解するために設立されたのが「古代イスラエル国(現イスラエル国の前身)」です。
神は自分の長子を「人間」として人類側へ送り、彼による賠償支払いをもって人類側からの賠償補てんとするという法的手続きを採用しています。これにより、神と人類との和解が可能となりました。
ちなみに、古代イスラエル国は紀元70年にローマ帝国によって完全に滅ぼされるまで 1,500年以上もの間、地上に存在する唯一の神の代表団として人類に対する布告を行って来ました。
この地上の代表団が遥か古代から現代に至るまで守り続けてきた神からの布告文書、それが「聖書(旧約聖書)」です。
2に関してですが、今の世界は「悪魔が支配権を握っている」というのが聖書が説明するところの世界の現状です。そして、聖書によると将来、神は地球と人類を新しく作り直すことを計画しています。
実は、聖書には読者すべてに向けて「新しい人類」への仲間入りをして欲しいとの招待が含まれており、その手順や条件についても体系的に詳しく説明されています。
もちろん、あなたもその招待を受けていることになります。
以上をもって、聖書研究の「入門」と致します。是非、聖書に書かれていることをご自身で調査し、その詳しい内容をご自身でお確かめ下さい。